【社説】次期戦闘機はできるだけ最高性能を備えなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.25 13:06
次期戦闘機選定がまた遅れることになった。きのう開かれた防衛事業推進委員会は防衛事業庁が選定した米ボーイングのF-15SEが韓国の安保状況を総合的に考慮すると適切ではないと判断した。これに伴い次期戦闘機事業は最低1年以上順延されるものと推定される。これにより2019年ごろから韓国空軍が保有する戦闘機の数は適正水準を下回ることになる懸念がでてきた。それにもかかわらず防衛事業推進委員会の委員のほとんどがF-15SEの選定に反対したことから推察できるように、次期戦闘機事業再推進決定は避けられないとみられる。
国防部は事業再推進の背景に核とミサイルなど北朝鮮が保有する非対称戦力を先制攻撃するキルチェーン構築や局地挑発に対する報復能力を備えるためと説明した。このためには強力なステルス性能が必要ということだ。また、日本と中国、ロシアなど韓半島周辺国がすべて強力なステルス性能を備えた第5世代戦闘機を保有する予定なのに韓国だけ例外になれないとの点も指摘した。こうした状況で予算上の制約にだけ縛られ泣く泣く性能が基準に満たない戦闘機を導入するのは誤りという論理だ。国防部は事業を原点から再推進しても次期戦闘機導入時期を最大限操り上げ戦力の空白が発生しないようにすると明らかにした。