日本、「慰安婦本」出さないようインドネシアに圧力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.15 08:23
日本政府が1993年8月、従軍慰安婦の苦難が記録された本が出版されるべきでないとの立場をインドネシアに伝えていたと朝日新聞が14日報道した。
当時は慰安婦問題が韓国と日本間の大きな外交懸案として浮上していた頃で、日本は韓国以外の地域にこの問題が拡大することを極度に敬遠していた。朝日新聞の報道によれば93年当時、在インドネシア日本大使館の公使だった高須幸雄(現国連事務次長)が8月20日にインドネシア関係者に会って7月26日付の毎日新聞の記事を取り上げた。インドネシアの代表的な抵抗知識人であり大作家でもあるプラムディア・アナンタ・トゥール氏(1925~2006)の活動についての記事だった。太平洋戦争中にジャワ島から140キロほど離れた島に多数の少女が従軍慰安婦として連行されたということを知り、入念な取材によってこれを数百ページに整理したという内容だった。