ブランド価値評価会社のブランドストックが３０日に発表した「２０１３年第３四半期大韓民国１００大ブランド」でサムスン電子のスマートフォンブランドである「ギャラクシー」が２四半期連続で１位に上がった。また、「イーマート」と「ＫＢ国民銀行」が前四半期に続きそれぞれ２位と３位に入りブランド３強体制が維持されていた。

ギャラクシーはブランド価値評価指数であるブランドストックトップインデックス（ＢＳＴＩ）で９３６点を獲得し、イーマートは９２３点、ＫＢ国民銀行は９１７点だった。第２四半期と比較するとほぼ変動なしでビッグ３を形成した。ＢＳＴＩは２００品目余りの代表ブランド８００件余りを対象に、ブランドストック証券取引所の模擬株式取り引きを通じて形成されたブランド株価指数（７０％）と定期消費者調査指数（３０％）を総合したブランド価値評価モデルだ。

トップ３に続き「大韓航空」と「ロッテ百貨店」が第２四半期よりそれぞれ１段階と２段階上がり４位と５位を占めた。「ロッテワールド」「ネイバー」もそれぞれ１段階ずつ上昇し７位と８位にランクした。第３四半期の１００大ブランドでは長期不況の余波で食品と流通など伝統的なブランドが強さを見せた。「辛ラーメン」（１１位）と「チャミスル」（１２位）などが持続的に上昇しトップ１０入りを見据えている。このほか「済州三多水」（１５位）、「オリオンチョコパイ」（３７位）も上昇を続けた。流通部門でもイーマートとロッテ百貨店のほか「新世界百貨店」（３３位）が善戦し、ロッテに買収された電子専門店代表ブランドの「ロッテハイマート」も９５位と１００大ブランド入りした。

これに対し移動通信とソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）ブランドの下落傾向が目立った。ＫＴの「オーレ」は第２四半期より５段階下落し９位になった。ＳＫテレコムの「Ｔ」も２４位まで下落した。ブランドストックは、「短期間に過度にブランド価値が上昇したことに対し消費者の疲労感が反映されたもの。今後ブランド価値がどのように変わるのか見守らなければならない」と明らかにした。自動車業種では「ＢＭＷ」が前四半期より３段階上昇の２２位、「カムリ」が１０段階上昇の３４位となった。「グレンジャー」は前四半期より１８段階下落し５２位、「ソナタ」も１２段階下落し７３位となり韓国車のブランド価値は全般的に下落傾向を見せた。