サムスングループ2人の娘の勝負の一手(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.24 10:36
これに対し李富真社長は2002年に企画担当部長としてホテル新羅に入り、2010年12月に専務へと2段階昇進して代表を務めホテル事業を指揮してきた。新羅ホテルの売り上げを昨年は2兆3000億ウォン台まで引き上げた。サムスン一家で唯一系列会社の代表理事(登記役員)を務めている。2011年9月に世界的ブランドのルイ・ヴィトンを世界で初めて仁川(インチョン)空港免税店に誘致した。業界関係者は、「ホテル・免税店は顧客トレンドをリードしなければならない事業のためファッションにも相当なノウハウがあるとみなければならないだろう」と話した。
このように李敍顕副社長が愛着を見せたファッション部門を第一毛織が切り離し、素材専門企業に変身することになったことに対し、財界では驚いているという反応だ。だが、これは普段から業の本質を強調し、未来の収益源として新素材産業を挙げてきた李健熙会長の意中が反映された結果という評価だ。