首都圏育ちの増加で秋夕連休の移動距離が短く=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.17 15:50
ソウル蚕室に住むキム・ヒョンシクさん(55)は故郷が慶尚北道安東だが、秋夕(チュソク、中秋)とソル(旧正月)に里帰りしない。秋夕の当日は家で法事を行った後、京畿道南楊州の納骨堂に行く。キムさんは3年前に亡くなった父を火葬し、納骨堂に収めた。安東には先祖の墓があるが、秋夕連休には行かない。秋夕2、3週前に親戚と墓地の草刈りに行き、そのまま法事を済ませる。ソウルで生まれて育ったキムさんの長男ソンジュンさん(28)は墓地の草刈りにも行くことが少なく、先祖の墓がどこにあるかもよく知らない。
21世紀の韓国社会の帰省風景が次第に薄れている。毎年、秋夕と旧正月には帰省ラッシュで高速道路は渋滞するが、関連の各種統計を見ると帰省トレンドが変わっていることが分かる。