秋夕の食膳、放射能汚染が心配=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.05 09:42
主婦イ・ドンレさん(65、全南光陽市)は最近、秋夕(チュソク、中秋)に合わせて毎年準備していたタラのチヂミを作るかどうか悩んでいる。放射能汚染が心配だからだ。イさんは「孫が食べるので気になる。他の材料で作ることも考えている」と語った。
日本福島原発の放射能汚染水漏出から始まった水産物に対する不安感が、秋夕の食膳につながっている。毎年、祭壇と食膳にのせるタラ・タコ料理を今年も準備するべきかという悩みだ。特に各家庭が作るタラのチヂミがそうだ。タラは秋夕とソル(旧正月)に政府が価格動向をチェックするほど消費が増える。
しかし今年は事情が違う。日本産タラが輸入されるということが伝えられ、放射能汚染に対する心配ですでに消費が減っている。イーマートによると、今年8月のタラの販売は前年同月に比べ45%減少した。これに関し釜慶大のチョ・ヨンジェ教授(食品工学科)は「タラはほとんどロシアから入るので、日本の放射能漏出と関係ない」と説明した。