低価格のiPhone5C出したアップル、高級戦略捨てる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.12 10:21
「アップルは携帯電話をしっかりと作れば値段が高くても消費者が買うということを見せた。ゲームの規則を変え市場を掌握した」。
ノキアのスティーブン・エロップ最高経営責任者(CEO)は就任直後の2011年2月に社員に送った手紙でこのように話した。アップルは2007年にiPhoneを出し携帯電話市場の構図を変えてしまった。ところが10日、アップルもこの中に飛び込んだ。アップルはこの日、米カリフォルニア州クパティーノの本社でiPhoneの新製品2種類を公開した。1度に1個の新製品だけを出していた慣例を破った。iPhone5をアップグレードしたiPhone5Sに加え、今回は低価格型iPhone5Cも発表した。アップルがこれまで固執してきたプレミアム携帯電話戦略を捨てたわけだ。サムスン電子やLG電子などアンドロイド陣営の物量攻勢で第2四半期にアップルの世界市場でのシェアは13.2%まで落ちた。崖っぷちの危機感から6年余り固執してきたプレミアム携帯電話オンリーの戦略を捨て高価格と低価格の二本柱戦略に旋回した。