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韓国、児童・青少年の自殺率10年で47%増…増加率OECD2位

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.11 14:01
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高校生のチョン某〔15、京畿道水原(キョンギド・スウォン)〕さんは昨年、極端な考えをしたことがある。中学校の時には上位圏に属していた成績が、高校に進学してから中位圏に落ちたためだ。チョンさんは両親の期待を裏切るようで、家では成績の話をすることもなかった。だが自分が情けなく感じられたし役に立たない存在のようだった。そのうちに、いつも‘自殺’という単語をインターネットの検索バーに打ち込んでいた。

幸い、極端な考えはここで終わった。代わりに自殺予防センターに電話をかけた。チョンさんは「特別な話は聞いてはいない。ただ誰かに私の話を打ち明けるだけでも、固まっていた気持ちがほぐれた」と話した。

 
10日は、世界保健機構(WHO)と国際自殺予防協会(IASP)が指定した「世界自殺予防デー」だ。自殺の予防対策を立てるために全世界が共に努力しようという意図でつくられた。良い趣旨で生まれたわけだが、自殺問題が世界的にも深刻だということを示すものだ。

この影が、濃厚に垂れ込めている所がまさに韓国である。韓国は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で自殺率1位という汚名を8年も着せられたままだ。2010年基準として一日平均43.6人、33分間に1人が自ら人生をあきらめている。しかも未来の主人公である児童・青少年の自殺率が他国よりも急増している。OECD加盟31カ国の児童・青少年(10-24歳)の自殺率(平均)は、2000年に人口10万人あたり7.7人から2010年は6.5人に減少した。だが、この期間中に韓国内の児童・青少年の自殺率は10万人あたり6.4人から9.4人に46.9%増加した。チリ(52.6%)に続き2番目に急激な上昇の勢いだ。韓国の児童・青少年の自殺率は、2000年はOECD加盟国で18位だったが2010年には6位に上昇した。

統計庁が昨年発表した社会調査報告書によれば、20歳以上の成人は自殺衝動の理由として経済的困難(42.6%)を最も多く挙げた。だが青少年(12-19歳)は成績および進学問題(39.2%)を主な要因に選んだ。

サムスンソウル病院のチョン・ユスク教授(精神健康医学)は「青少年が自殺を考えるのは本当に自殺をするというよりは衝動的な場合が多い」として「極端な考えを何回もすると思ったら少しでも早く相談するべきだ」と話した。

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