【社説】韓国の高齢者自殺率、日米の4~5倍とは
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.11 09:47
今年で10回目を迎える「世界自殺予防デー」の10日に報道された韓国の自殺の実態は衝撃的だ。2010年の1年間に自ら人生を放棄した人は1万5566人で、1日平均42.6人だ。韓国の自殺率は10万人当たり33.5人で、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高い。OECD平均の12.8人の2.6倍もなる。このような統計は韓国で自殺がすでに個人の問題を超え主要な社会病理現象になったことを意味する。
その上、韓国で自殺はがん、脳血管疾患、心血管疾患に次いで死亡原因順位4位だ。発病率と死亡率を減らすため多くの社会的投資をしている糖尿病、肺炎、肝疾患による死亡よりも多い。政府と社会がこれに準ずる社会的投資を通じ自殺率を低くする総合対策をまとめなければならない状況になったという意味だ。