【時論】精神的に貧しい大韓民国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.13 09:56
韓国の2010年度の自殺率が世界1位、経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の2.6倍という。1年に1万5566人が自ら命を絶つ。この5年間に他の国では自殺が減っているのに韓国だけ増えた。最近では口にすることさえいやな性犯罪事件のニュースが相次ぐ。
社会が崩れている。人間性が喪失され、家庭が破壊されている。ところが為政者は経済指標にだけ埋没している。自殺事件が問題になるたびに政府とメディアは個人にその責任を転嫁する。いつもうつ病が、社会に対する理由のない怒りが問題という。そのうつ病と怒りの原因を提供した社会に対しては話さない。経済奇跡を成し遂げまもなく先進国に入るというのに国民はますます生きづらくなる。中産層はますます減り貧困層が増えている。