【社説】縮小指向の“東アジアパラドックス”解決法=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.10 14:04
中央日報・JTBC・ユミン文化財団が共同主催した第16回中央グローバルフォーラムは、東アジアの新しい秩序を模索する大切な場であった。参加者は、韓日中に米国が加わって角逐する東アジアで、協力的な秩序を創り出して定着させるために必要なことを多角的に模索した。領域内の経済的な相互依存性は深化しているのに領土と歴史をめぐる対立はかえって増幅するという、いわゆる“東アジアパラドックス”をどのように解決していくのかをめぐって熱を帯びた討論が展開された。この日の討論は多様で深みのある意見が提示されることによって、韓日や韓中の間の対立と米中間の競争が極端な対立に悪化することを防ぐために寄与するという希望を与えてくれた。
例えば朴喆熙(パク・チョルヒ)ソウル大学教授とシュピーゲルのヴィラント・ワーグナーニューデリー支局長は「東アジアにおいて歴史と領土紛争の最終的解決は可能ではないという点を認めなければならない。現象の変更を試みずに問題が発生すれば、各国の指導者は縮小指向的に管理しなければならない。意見が一致できない問題を全て抽出し、そのような問題は全て凍結する一種の“バッドバンク(不良債権専門担当銀行)”が必要だ」という興味深い提案を出した。