<中央グローバルフォーラム>「東アジア、紛争で利益見る政治家も」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.10 10:08
東アジアパラドックス。韓日中3カ国の経済的相互依存は増大しているにもかかわらず、政治的協力はかえって停滞して対立が深刻化している現象を表す言葉だ。9日、ソウルのウェスティン朝鮮ホテルグランドホールルームで開かれた中央グローバルフォーラム(テーマ:東アジアの地域統合と協力のための新しい体制構築)で、世界各国の専門家たちは東アジアパラドックスを克服するための方案について集中議論した。また中国の浮上にともなう米中関係をめぐっても討論した。
◆歴史・領土紛争の東アジアパラドックス=専門家たちは東アジアの和解・協力も、またそれができない場合に陥る危機について欧州から答えを求めた。
1963年エリゼ条約など一連のドイツ・フランスの和解過程が模範事例として提示された。独シュピーゲルのヴィラント・ワーグナーニューデリー支局長は「真の和解のためにはコンラート・アデナウアーやシャルル・ド・ゴールのような政治家が必要だ」としながら「日本の政治家たちが危うい靖国神社参拝を通じて、また中国や韓国の政治家たちが歴史を利用して、自分たちの統治や支配を適法化し国内政治を覆ってしまおうとするのとは対照的」と指摘した。