【グローバルアイ】帝国意識と辺境認識=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.03 13:19
「帝国の幻想がついに壊れた」。英国下院で先月29日、対シリア軍事介入同意案が否決されると、日刊紙ガーディアンにこうした見出しのコラムが掲載された。歴史家アーノルド・トインビーの孫娘である同紙の看板コラムニスト、ポーリー・トインビー氏は「私たちはもうそれほど強くはなく、過去のように裕福ではなく、多くの戦争に疲れたという事実を受け入れなければいけない。もうこれ以上の虚勢はよくない」と主張した。
英国議会が政府の戦争同意を拒否したのは231年ぶりのことだ。20世紀半ばまで数十カ所を植民地としていたこの国は、第2次世界大戦後、米国とともに世界秩序を維持するグローバル警察国家を自任してきた。韓国戦争(1950-53)に米国に次いで多くの兵力を送り、01年のアフガニスタン、03年のイラクでもそうだった。1999年のコソボ空襲当時は米国よりも積極的だった。