【コラム】大統領への苦言(上)=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.26 14:58
高く評価できる。北朝鮮の核脅威と横車を退け、「信頼プロセス」を広く示し、国に尽くしているという称賛を受けるに値する。政権発足から6カ月、米国とは伝統的な友情を築き、中国とは親密な関係を結び、これ以上の外政はない。李明博(イ・ミョンバク)政権も外交と国際セールスは逸品だった。内政がないのが問題だった。李明博政権は3年目に「公正社会論」を前面に出しながら内政に入ったが、すでに時は遅かった。初期の成果が乏しかった。その時から執権勢力に亀裂が生じた。その予定された行路が懸念され、「弁政苦言」、すなわち政局を分別して苦言を呈そうと思う。
朴槿恵(パク・クネ)大統領は8月15日の演説で経済動力と雇用創出を強調した。まさにその通りだ。ところでなぜ響かないのか。庶民にとって最も確実な経済活力の指標は底の景気だ。建設労働者、タクシー運転手と代理運転手、全国を走る運送運転手は約400万人にのぼる。庶民市場が活気を帯びなければならない。この人たちがそれほど悩まない時が好況だ。国民の幸せは庶民の笑いから始まらなければならない。