【社説】「尹昶重事件」は国格への醜行=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.11 11:42
尹昶重(ユン・チャンジュン)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官のセクハラ疑惑は一言で衝撃的だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領の最初の海外訪問に随行した高位公職者として、とうてい理解できない行動だ。真相は現地警察の捜査結果で明らかになるだろうが、これまでの疑惑と容疑だけでも国の恥だ。国民のプライドと国格が醜行された事件といっても過言ではない。さらに性的暴行の根絶を強調する女性大統領の周辺でこうしたスキャンダルが浮上した。
一次的な責任は当然、本人にある。大統領に随行しながら米国に遊びに行く考えだったのか。地位が高まったことで、若い現地のインターンは何をしてもかまわない“乙”と見たのか。大統領は米国で韓米首脳会談や議会演説など重要な日程を消化した。大統領を補佐する随行員はいつよりも緊張して集中する必要があった。それでも大統領の口である尹前報道官が、大統領の重要日程を残した時点に夜遅く酒を飲んだというのは、青瓦台の紀綱がどれほど緩んでいるかを示している。セクハラ以前に、飲酒だけでも懲戒に値する。青瓦台公職者の紀綱と責任意識はその程度なのか。