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【時視各角】タイより劣る韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.12 13:23
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歴史を振り返っても今年の緑潮は最悪ではない。雨が少なかった1994年に比べると何でもない。その年、緑潮のため漢江(ハンガン)では水泳が禁止となった。翌年の95年にはぞっとするような赤潮が発生した。2つの台風が相次いで襲い、南海岸に49日間も赤潮が続いた。このように緑潮・赤潮は富営養化と変化の激しい天気によっていくらでも変わると教科書に書かれている。堰が直接的な原因かどうかは時間をおいて確認しなければならない。

あえて4大河川事業を崇拝する理由はない。便法が乱舞し、激しく強行したのが事実だ。今からでも欠陥工事は暴き、血税を浪費した談合は追及するのが当然だ。しかし下手に4大河川を評価するべきではない。夏に緑潮のために堰を取り壊し、冬の渇水期に水が足りないとして堰を築くことはできない。私たちは金大中(キム・デジュン)政権以降、長期にわたり多目的ダムの建設を放置した。さらに4大河川事業が流量の確保と洪水対抗力を高めた点は認めなければならない。

 
4大河川事業は2年前に洪水になったタイに輸出された。6兆ウォンのプロジェクトだ。年初に環境団体がタイに集まり、反対デモを行った。当時、タクシン元首相がチャオプラヤ川を見渡しながらこう述べたという。「韓国の人たちはあまりにも性急だ。大きな川を手術すれば、10年、50年ほど過ぎた後に評価しても遅くはない」。参考にタイには「静かに志を成し遂げるのが最善」ということわざがある。

李明博政権の4大河川への執着はあまりにも騒がしかった。私生子スキャンダルが浮上した環境部長官に3年以上もこだわった。政権が代わると突然、4大河川は呪いの対象として騒がしくなった。尹環境部長官があたかも緑潮の猖獗を祈るような姿に映るのは、筆者の錯覚だろうか。こうした私たちがタイよりましだと言えるだろうか。恥ずかしい限りだ。今からでも4大河川とは丁重な距離をおいて静かにその変化を見守ることを望む。

イ・チョルホ論説委員


【時視各角】タイより劣る韓国(1)

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