韓国、政府の負債に対する公企業の負債が日本の3倍に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.29 13:40
無煙炭を生産する大韓石炭公社は1989年から24年間赤字だ。このため負債(1兆4700億ウォン、2012年基準)は資産(6772億ウォン)の倍以上だ。資産をすべて売却しても負債を返済できない。同社は2011年に続いて昨年も1000億ウォン(約90億円)ほどの赤字を出した。毎年500億ウォン以上の利子を返済するために借金をする悪循環が続いている。石炭公社の関係者は「人材が減少する過程で退職金を金融圏から借りたうえ、製造コストより販売価格が低いため、赤字が出ている」と述べた。
しかしこの会社の格付けは最高等級(AAA)より一つ低いAA+だ。優良な格付けのおかげで同社は資金が不足すればいつでも社債を発行して使う。赤字まみれの会社だが、賃金は1998年に一度削減されただけで、その後は毎年上がっている。昨年、同社は政府の賃上げガイドライン(5.5%)を無視して10%も賃金を上げるなど放漫経営をしたという理由で、公共機関経営評価でD等級を受けた。それでも昨年、役員の年俸は3.58%、職員の年俸は4%上げた。それだけではない。韓電は2008年から2012年まで5年連続で赤字だ。5年間の損失規模は10兆ウォン近い。このため同じ期間、同社の負債は26兆ウォンから95兆ウォンに増えた。