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<東アジア杯>韓日戦の旭日旗vs歴史スローガン応援、波紋広がる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.30 09:38
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サッカー試合の応援で政治的な表現をどこまで許容するかをめぐり論争が起きている。28日にソウル蚕室総合運動場で行われた2013東アジアカップの韓日戦で見られた応援のためだ。

日本のサポーターは試合前、日本帝国主義を象徴する旭日旗を3分間ほど振った。大韓サッカー協会が措置を取り、保安要員が旭日旗を取り上げた後からは日章旗を振った。韓国代表のサポーター、レッドデビルズは試合の前半、「歴史を忘れた民族に未来はない」と書かれた横断幕を掲げた。

 
旭日旗は政治的な含意が明白な旗だが、まだ国際サッカー連盟(FIFA)でこの問題が正式に扱われたことはない。韓国人にはナチスのハーケンクロイツと似た印象を与える否定的な象徴物だ。

東アジア国家の親善を目的とする大会で旭日旗が登場したという点で、サッカー協会は少なからず当惑している。サッカー協会は「事態を注視している。競技監督官が関連内容を報告するだろう。東アジアサッカー連盟でいかなる措置を取るか見守る」と明らかにした。

サッカー協会はレッドデビルズが掲げた横断幕に対しても断固たる措置を取り、結局、前半戦を終えた後に横断幕は撤去された。独立運動家・申采浩(シン・チェホ)先生の名言だが、日本を刺激し、政治的な行為として問題になる可能性があるという判断だった。

FIFAはサッカー場で政治と関連した行為を厳格に規制している。FIFAの賞罰規約57条は「スポーツの本質に背く(unsporting)行為をした者は警告、けん責、罰金、入賞取り消しなどの制裁を受ける」と指摘している。

昨年ロンドンオリンピック(五輪)3位決定戦で韓国代表の朴種佑(パク・ジョンウ、24)が銅メダルを確定した直後、ファンから渡された「独島(ドクト、日本名・竹島)はわが領土」と書かれたカードを掲げたことで、Aマッチ2試合出場停止と罰金400万ウォン(約36万円)の懲戒を受けた。

日本政府の菅義偉官房長官は29日の記者会見で、「(今回の事態は)極めて遺憾」とし「事実関係を確認中で、事実関係が明らかになった段階でFIFA規約に基づき適切に対応する」と述べた。

産経新聞は「応援時の政治的な主張 を禁じた国際サッカー連盟の規定に抵触する可能性がある」とし、読売新聞は「主催側が政治的なメッセージ色の強い掲示物を黙認した格好だ」と報じた。一部のスポーツ新聞は「韓国の挑発」という見出しで強い遺憾を表した。しかし日本は「歴史を忘れた民族に未来はない」の横断幕より深刻な政治行為と見なされる旭日旗の応援については口を閉ざしている。

一方、横断幕を撤去された後、レッドデビルズがこれに反発して応援をボイコットしたことに対しても批判の声が多い。レッドデビルズは後半、応援をせず黙々と試合を見守った。このため選手を奮い立たせる応援団が役割を放棄したという批判を受けている。

レッドデビルズ運営委員長のバン・ウヨンさん(41)は「現在のところ明確に話せることはない。必要なら内部の意見をまとめて公式立場を明らかにする」と述べた。

◆JTBC2けた視聴率=この日、JTBCが生中継した韓日戦は視聴率が12.6%(ニールセンコリア、首都圏有料世帯基準)となった。後半終了直前の1分当たりの最高視聴率は18.9%に達した。12.6%の視聴率はJTBC開局以降2番目に高い視聴率。

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