<韓国戦争停戦60周年>韓国戦争参戦への自省論高まる中国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.29 09:07
しかし若い層を中心に参戦に対する懐疑的な見方があふれている。「われわれはソ連のためにアルバイトをしたにすぎない」という意見まで登場するほどだ。こうした意見は参戦兵士たちも例外でない。中国義勇軍として参戦した中国作家協会の張沢石氏は28日、香港のサウスチャイナモーニングポストに、「当時米軍に中国を侵犯する意図はなかったという事実を後日知り参戦したことを後悔した」と話した。
また、「政府はいま、少なくともだれのためにその戦争をしたのか説明すべきで、すべての人類は戦争が再び起きないよう努力し、また(韓国戦争から)教訓を得なければならない」と強調した。張氏は1948年、共産党に加入するため中国最高の名門である清華大学物理学科を自主退学した後、「米軍が中国を侵略する」という共産党の宣伝を受け参戦した。華黎明元駐オランダ中国大使も26日付チャイナデイリーへの寄稿文で、「休戦60周年が過ぎたいま、中国は北朝鮮の独立と主権に関する懸念を同情し支持するが北朝鮮が核を放棄し南北が平和統一を実現することを願う。したがって「抗美援朝」という戦争概念の変化は避けられない」と主張した。