脱北者の韓国行「ラオス・ルート」が封鎖危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.31 08:42
脱北青少年9人が28日、ラオスから北朝鮮に送還された事件がイシュー化されるにつれ、東南アジアの脱北ルートの一つの軸が封鎖される危機に面している。ラオスは中国と国境を接していて、脱北者が韓国内に入国する主な経路のうちの一つだった。しかし今回の事件で、脱北者や彼らを案内する案内人の活動が必然的に萎縮してしまうような状況だ。一例として、2004年7月、脱北者468人が韓国政府の提供したチャーター機を利用してベトナムに入国したが、ベトナムは当時の事件以後、事実上、脱北路としての価値を失った。
韓国行コースで東南アジアが活用されたのは、中国を通じた韓国内への入国が思い通りに行かないためだ。 1990年代後半から急激に増えた脱北者は鴨緑江(アムノッカン)や豆満江(ドゥマンガン)を渡って中国内の韓国大使館や総領事館に進入して韓国に来ようとした場合が多かった。