韓国が援助に力入れたベトナムが建設海外受注1位に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.22 13:10
カンボジアは1人当たり所得900ドル前後で、最貧国のひとつだ。電力、水、道路、開発すべき課題は広がる。韓国が資金を出して道路、電気、水を作ればそれだけ効果を得やすいところだ。錦湖産業のイ・ヒジュン常務は、「社会基盤施設が古く不足しており、20~30年にわたり韓国の建設会社が参加できる機会の地だ。そうでなくても仕事が減り苦戦中の韓国の建設会社にとっては恵みの雨だ」と話した。彼は、「カンボジア政府は資金がなくODA借款を導入してダムや道路を作るほかない。韓国政府のODA資金を韓国企業が受け取る格好で、代金を踏み倒される心配もないというのが大きな長所だ」と付け加えた。
カンボジアだけでない。ラオス・ビエンチャンの大統領府裏のドンチャン公園には夜ごと夜市が立つ。週末には市民100人余りが集まり団体でエアロビクスもする。韓国の中堅建設会社の興和(フンファ)建設は2年前にメコン川の河川敷14.5ヘクタールを公園にした。メコン川統合管理プロジェクトの一環だ。やはりEDCF資金3700万ドルが投じられた。この工事は韓国の重装備がラオスに進出する門を開いた。興和建設は工事に必要な重装備28台をすべて韓国から持ってきた。カンボジアの建設市場にはキャタピラーや三菱のような外国製重装備が大部分だった。興和建設のチェ・ビョンハン所長は、「われわれが現代(ヒョンデ)や斗山(トゥサン)の装備を持ってきて事業を成功させると、韓国製装備は良いといううわさが広がった。おかげで韓国製ダンプトラックとレミコンが2年で大量に持ち込まれた」と話した。今は鉱山などで1年に200台余りの韓国製重装備が売れるという。