<開城工団>先に挑発の金正恩…20万人の生計を断つか、後退するかのジレンマ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.29 16:31
朴槿恵(パク・クネ)大統領が開城(ケソン)工業団地の韓国人撤収という強攻カードを取り出し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記がジレンマに陥っているという分析が出ている。韓国側に圧力を加えるために先に従業員撤収を強行した金正恩の“強硬姿勢”がむしろ足かせとなる格好だ。
開城工業団地の北側の管理責任を担当する中央特区開発総局は27日、報道官の発表で、「われわれは6・15(南北共同宣言)で生まれた開城工業団地を大切に考えているが、恩をあだで返す者に恩寵を施す考えはない」とし、韓国側に責任を転嫁した。しかし「工業地区の食料が尽きたのではない」「(南側が)重大措置などと傲慢無礼に対話提案をしたことはかつてなかった」と指摘するなど、当惑する姿も見られた。