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【社説】侵略の歴史を否定する安倍・麻生の詭弁

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.24 11:17
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安倍晋三日本首相が昨日、国会で衝撃的な発言をした。日本の植民地支配と侵略を謝罪した村山談話に関する質問に対し、「侵略という定義は学界的にも国際的にも定まっていない。国と国の関係でどちらから見るかにおいて違う」と答えた。日帝の韓半島植民地支配が日本の視点では侵略でないという意味と聞こえる。侵略の歴史を否定したい内心を表した詭弁といわざるをえない。70%を超える支持率で分別力を失ったのではないかと疑われる。

日本の終戦50周年記念日の1995年8月15日、村山富市首相は植民地支配と侵略を認めて謝罪する談話を発表した。村山首相は「植民地支配と侵略によって、多くの国々、特にアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」とし「疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、 痛切な反省の意を表し、心からのおわびの気持ちを表明する」と明らかにした。いわゆる村山談話だ。過去の歴史と領土問題をめぐる反復的な葛藤にもかかわらず、韓日中が21世紀の未来志向的な協力を模索するようになった背景に、一歩進んだ村山首相の歴史認識があることは否定しがたい。しかし安倍首相は村山談話を脱色し、歴史の時計の針を逆に回そうとしている。

 
安倍首相は先日、国会で「安倍内閣として村山談話をそのまま継承するわけにはいかない。戦後70年を迎える段階(2015年)でアジアに向けて新しい談話を出そうと思う」と明らかにした。歴史認識の後退方針を予告したとみられる。周辺国の傷を考えない危険千万な独走だ。

安倍内閣の第2人者である麻生太郎副総理兼財務相の認識も危険なのは同じだ。麻生副総理は2月25日、朴槿恵大統領就任式に祝賀特使として出席し、過去の歴史に関して朴大統領に詭弁を弄したという。南北戦争に対する見方が今でも米国の南部と北部では大きな差があり、異なる国の間ではなおさらだと長広舌を振るったということだ。奴隷制廃止をめぐる内戦と植民地支配のための侵略を同一線上に並べて眺める、こじつけの論理だ。侵略かそうでないかは見方によって違うという安倍首相の認識と軌を一にする妄言だ。こういう退行的歴史認識を持つ人たちが並んで第1、2人者として日本を率いているというのは、アジアはもちろん、日本のためにも不幸なことだ。

安倍内閣の閣僚3人が靖国神社を参拝したのに続き、日本の与野党国会議員168人が昨日、団体で靖国神社を参拝した。歴代最大規模だ。あたかも「大東亜共栄圏の栄光」を再現するという雰囲気だ。日本メディアもこれによる国益への影響を懸念している。韓日中の協力も難しくなる雰囲気だ。手のひらで太陽を隠すような蛮勇で安倍内閣は孤立を自ら招いている。

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