開通したばかりの韓国地下鉄で核心部品“レールクリップ”に深刻な破損
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.15 09:14
開通して1年6カ月しか経っていない新盆唐(シンプンダン)線〔ソウル・江南(カンナム)駅~盆唐・亭子(チョンジャ)駅〕のレール締結装置から深刻な欠陥が発見された。中央日報が入手した新盆唐線の部品保守内訳文書(新盆唐線運営社作成)によると、昨年4月から今年1月の間にレール締結装置の核心部品である“テンションクランプ”347個が破損したことが分かった。また2~3月にこの部品がさらに50個超折れていたことが取材の結果確認され、現在までに破損した部品は全部で400個以上に達する。韓国鉄道公社(KORAIL)施設担当者は「テンションクランプは、2個以上連続的に折れれば列車運行の中断を考慮して原因調査に入らなければならないほど安全に緊切した部品」と話した。
通常レールクリップと呼ばれるテンションクランプは、レールと枕木を結合するレール締結装置の部品の一つだ。レールが倒れないように左右でとらえることによって列車脱線を防止する役割をする。KORAIL関係者は「この部品は、列車運行時と同じ振動・衝撃を加えて200万回以上の疲労試験を行う」として「数百個も折れたことは異常な状況」と話した。