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ロシアの韓半島専門家「金正恩の攻撃的姿勢は内部向けの宣伝・扇動」

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.04.10 15:10
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ロシアの韓半島専門家、ゲオルギー・トロラヤ科学アカデミー傘下韓国プログラムセンター所長に最近、北朝鮮状況について尋ねた。多くの専門家は北朝鮮の行動を心理戦と見ているが、トロラヤ所長はそれよりも危険だと評価した。

--金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の最近の動きをどう見るべきか。

 
「金正恩は運を天に任せることにしたようだ。いかなる代価を支払っても自分が強力な指導者であることを信じさせようと決意したようだ。彼の突然の攻撃的な行動は外部の脅威を権力構造改革に有利に活用しようとする宣伝・扇動だ。彼はこの数カ月間、あらゆる手段を動員し、自分の周辺と国際社会に対し、自分が恐るべき人物であることを見せようとした。一方で、国内政治的な目標もある。危険な状況を作り、これを通じて経済難を正当化しようとしている」

--それが成功すると思うか。

「金正恩は北朝鮮と交渉しなければ非常に危険な国になるという点を示そうと、あらゆる手段を動員している。今後、国際社会が北朝鮮制裁を議論する時、制裁がいかなる危機を招くのか、すべての国にはっきりと理解させ、他の代案を模索して交渉させようとしている」

--今回、北朝鮮が平壌(ピョンヤン)の各国大使館に退去を勧告したのはどう解釈するべきか。

「北朝鮮に友好的な国の注目を引こうというものだ。そうして有利な方向に対話を誘導して交渉しようとしている」

--それで本当に効果を得られるのか。

「十分に効果を得られなかったと判断すれば、他のことを見せようとするかもしれない。金正恩にとって今は言葉だけでは足りない」

--どういう意味か。

「局地的な衝突だ。南北国境地域、開城(ケソン)工業団地や西海(ソヘ、黄海)で局地的に衝突する可能性がある。しかしこういう衝突は全面戦争に広がらないだろう。金正恩にとって今、戦争は必要でない。ただ、双方の意図とは違い、状況がエスカレートするおそれがあり、これが非常に危険だ」

--特に危険な要素は。

「4月15日の金日成(キム・イルソン)誕生日と4月25日の人民軍創建日を記念し、北朝鮮がミサイルを発射しようとしている。しかし最近の状況で、これは非常に危険だ。ミサイルが迎撃される可能性があるからだ。こういうことが起きれば、北朝鮮は非難の程度を高めて戦争の決意を固め、さらに報復行動をとる口実を公式に確保することになる」(中央SUNDAY317号)

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    2013.04.10 15:10
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    ゲオルギー・トロラヤ科学アカデミー傘下韓国プログラムセンター所長。
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