北朝鮮が外国人まで威嚇、全方位から韓半島の緊張高める
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.10 09:36
北朝鮮はきょう中距離ミサイルを発射するのか――。産経新聞は9日、北朝鮮が平壌(ピョンヤン)に駐在する一部の国の外交官に「10日にも日本を越え、太平洋に向けてミサイルを発射する」と通知したと報道した。北朝鮮が5日に平壌の外国公館に撤収を勧告し「韓半島情勢の緊迫さ」を理由に挙げたが、特定の外交官には内々にこのような内容を伝えたという。
北朝鮮はこの日朝鮮アジア太平洋平和委員会報道官談話を通じ、「(韓国内の)外国人の被害は望まない」とし、「身辺安全のための事前退避対策を講じなければならないだろう」と威嚇した。韓国政府はこの日の北朝鮮の談話を韓国内の外国人を対象にした心理戦とみている。各種報道機関と声明を通じ韓国政府と米国に言葉の爆弾を浴びせる北朝鮮が外交官と在韓外国人の口を通じて危機レベルを引き上げる戦略を駆使する格好だ。
このような北朝鮮の行動は以前と比較され注目される。北朝鮮は昨年12月をはじめ以前は長距離ミサイルを発射する時は宇宙ロケットとして航行禁止区域を設定し、平和的宇宙利用権を主張した。実際には大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発のための試験発射だったが最小限の国際規範を守るよう包装した。だが、今回はこれ見よがしに真昼にミサイルを東海岸に移動させ、ミサイルという表現とともに発射後の軍事的衝突の可能性まで公然と言及している。長距離ロケット銀河3号打ち上げ→核実験→国家級軍事訓練→言葉の爆弾に続き外国人まで威嚇対象になっている。