【時視各角】サイバー“固定スパイ”時代=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.22 14:23
KBS(韓国放送公社)水・木曜ドラマ『アイリス2』でパク・テヒ(ユン・ソイ)は二重生活をする固定スパイだ。昼は名門大元学生会長のエリート語学講師だが、夜になると指令を受けて破壊活動をする冷血スパイに変身する。20日の放送では、国家情報機関に侵入し、コンピューターサーバーをハッキングして見つかり、保安要員を殺害する場面が出てくる。ちょうど該当放送局が実際にハッキングされてどたばたした日に放送され、妙な感じを与えた。現実に戻ろう。パク・テヒのようなサイバーテロスパイのリアリティーはどうだろうか。やはり落ちる。保安要員に発覚して騒ぎを起こし、成果は少なかった。少なくとも韓半島では他の存在がパク・テヒの代わりをする。知能型悪性コードがまさにそれだ。
3・20ソウルサイバーテロの背後はまだ明確ではない。心証はあっても物証が足りない。一方、ハッキングパターンはほとんどすべて明らかになった。2009年の政府サイト攻撃、2011年の農協ハッキング、2012年の中央日報ハッキング事件と似ている。コード名・侵入経路などが少しずつ違うだけで、一連の事件ともに狡猾な悪性コードの仕業だった。これはサイバー世界の固定スパイに例えることができる。