カナダ・オンタリオ州の小都市ロンドンがキム・ヨナで盛り上がっている。

“フィギュアクイーン”キム・ヨナ（２３）は１６、１７日（日本時間）、カナダ・ロンドンで開催される２０１３国際スケート競技連盟（ＩＳＵ）世界フィギュア選手権大会女子シングルに出場する。 １１日にロンドンに到着したキム・ヨナは翌日から大会が行われる現地のアイスリンクで練習した。

ロイター通信は１２日、「世界選手権大会女子シングルのスポットライトは韓国の五輪チャンピオン、キム・ヨナに集まっている」と伝えた。 ロイターは「キム・ヨナが注目を受けるのは、普段からキム・ヨナが見せてきた芸術的な演技のためではない。 ２０１１年以来２年ぶりに世界舞台に復帰するため」とし「ファンはキム・ヨナが自らを世界的スポーツスターにした“マジック（ｍａｇｉｃ）”を今回も見せてくれることを期待している」と伝えた。 ロイターはキム・ヨナが見せてきた演技を魔法に例えた。

キム・ヨナが公式練習を行ったバドワイザーガーデンズには、多くの取材陣とファンが集まり、女王の人気を実感させた。 海外メディアもキム・ヨナの動向に集中し、メジャー大会復帰舞台に注目した。

ロンドン地域紙ロンドンフリープレスは１１日、「キム・ヨナが最初の公式練習で非常に良いコンディション（ｔｉｐ－ｔｏｐ　ｓｈａｐｅ）を見せた」と伝えた。 また「キム・ヨナは過去２年間、大会に出場しなかった。 今シーズン復帰した後には小さな大会のドイツＮＲＷ杯と韓国選手権大会で優勝した」とし「キム・ヨナは今でもディフェンディングチャンピオン、カロリーナ・コストナー（カナダ）の強力なライバル」と説明した。

同紙は「今大会のために世界から集まった取材陣は２６０人、テレビ中継関係者だけで３００人にのぼる。 アジアの取材陣はキム・ヨナのすべての動きに注目している」と伝えた。

カナダスケート連盟は公式ツイッターでキム・ヨナの人気を現場中継した。 「五輪チャンピオンのキム・ヨナが多くのメディアとファンの関心を受けている」というコメントとともに取材陣のカメラとファンが集まっている写真を述べた。 カナダ公営放送ＣＢＣの解説者スコット・ラッセル氏もツイッターに「五輪チャンピオンのキム・ヨナが帰ってきた！」とし、女王のカムバックを喜んだ。

一方、国際スケート競技連盟（ＩＳＵ）は２０１３世界フィギュアスケート選手権大会女子シングルの構図を、キム・ヨナ、浅田真央（２３、日本）、カロリーナ・コストナー（２６、イタリア）の“三つ巴戦”と展望している。

ＩＳＵは１１日、世界選手権大会のプリビューで、「ディフェンディングチャンピオンのコストナーが、五輪チャンピオンのキム・ヨナと世界選手権２回優勝の浅田真央の挑戦を受ける」とし「キム・ヨナは２０１１年以来のメジャー舞台復帰」と紹介した。