【社説】サムスン電子、危機管理も超一流であるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.04 16:30
雇用労働部は先月4日から、サムスン電子華城工場に対する産業安全保健特別監督を実施してきた。 1月下旬に発生した同工場のフッ酸漏れ事故で5人の死傷者が発生したからだ。 昨日の雇用労働部の発表によると、この工場は1934件の法規を違反した。 排気装置をきちんと設置せず、保護装備も十分に支給せず、有害・危険防止計画書も提出しなかった。 すなわち、基本的な安全管理規定を守っていなかったということだ。 先月下旬の警察の中間調査発表の内容も似ていた。 古い設備と故障した機器を使用し、事故対応措置も十分でないという指摘だった。 もちろん警察の最終発表が残っているため、事件の全貌が正確に明らかになったわけではない。
しかし、これまでの発表だけでも、サムスン電子の危機管理システムに問題があったことは分かる。 特に、最も基本的な安全管理規定を守らなかった点は信じ難いほどだ。 さらに事故発生後の未熟な対応も問題だった。 協力業者の所管であるため、正確な情報を適時に把握するのは難しい。 そうであっても実像を把握した後、速かに国民に知らせる責任は免れない。 こうした責任を果たさなかったため、事件を歪曲、隠蔽、縮小したという疑惑を受けている。