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中国が前進配置した空母、韓半島全域が作戦圏に(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.28 08:58
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中国の初めての空母である「遼寧」が、北海艦隊司令部がある山東省青島を母港にするとみられると新京報が27日に報道した。遼寧が韓国と向かい合う青島を母港に選択したのは、西海(ソヘ)に対する除害力を強化しようとする意図とみられる。青島とソウルの距離は直線距離で600キロメートルにすぎず、遼寧を山東半島近海に配置する場合には韓半島全域が作戦圏に入る。西海(ソヘ)で韓米合同海軍訓練などが展開されれば空母を送って情報を収集し対応訓練も施行できると分析される。南中国海や尖閣諸島(中国名・釣魚島)など領土紛争を考慮すると、三亜港や南海艦隊司令部がある広東省湛江を母港とすべきだが、現在は米国のアジア重視戦略と韓半島危機状況に備えるのが戦略的価値がはるかに大きいという話だ。

新京報によると、遼寧は26日にそれまで停泊していた大連港を離れ、この日夜に青島港膠東海軍基地に到着した。2002年3月に改造のために大連港に入ってから11年ぶりだ。これに先立ち同日午前9時30分に大連港では軍高位関係者らが参加する中で遼寧の歓送式が開かれた。

 
遼寧は今後青島港にとどまり近く海上訓練に参加する予定だ。軍事専門家らはこの訓練には遼寧と空母船団を構成する最新鋭イージス艦である蘭州級(満載排水量8000トン級)防空駆逐艦をはじめとして中距離防空、対潜水艦用駆逐艦、護衛艦、原子力潜水艦などが参加するとみている。空母は船団を構成して動いてこそ破壊力を最大化できるという点から、青島入港は遼寧が空母として本格的な威力を発揮するための第一歩だと軍事専門家らは評価した。




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