強い中国を誇示…指導体制の不安を覆う(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.21 08:55
中国が日本との尖閣諸島(中国名・釣魚島)領土紛争と関連し、「武力カード」をいじっている。段階的な対応措置のうち最後のカードだ。
中国は11日の日本の尖閣諸島国有化措置後、外交的警告-反日デモ黙認-歴史的資料公開-経済制裁措置示唆-漁船海上デモと、対日圧力のレベルを段階的に高めてきた。しかし18日には人民解放軍7軍区のうち5軍区に対して3級戦闘態勢を発令し、19日には海軍護衛艦を諸島付近80カイリ(約148キロ)まで接近させるなど、実質的な軍事行動に出ている。
中国軍の戦争体勢は全4段階で、3級は周辺地域に重大な異常が発生した場合に発令される。戦闘要員の休暇・外出禁止、装備の検査および補充などの整備態勢だ。最近北京で開かれた尖閣関連座談会に出席した中国軍将星5人のうち4人が「日本自衛隊が釣魚島の中国海域12カイリ(約22キロ)内に進入する場合、軍事行動を取るべきだ」と主張した。