【コラム】朴槿恵は日中葛藤を解決できる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.15 11:44
先週、有名なアジア専門家がワシントンポストに東アジア緊張状況についての文を載せた。この新聞の北京特派員出身である筆者は中国と日本間の緊張高揚はすでに最高潮に至っていると主張した。彼は本当に関心を持たなければならない事案は両国が尖閣諸島(中国名、釣魚島)領土紛争のために戦争を行うのかどうかではなく、両者が船舶や航空機・人材を島周辺に配置しながらややもすると衝突事故が起きる可能性があるという点だと指摘した。このような衝突事故が広がった場合には相応な交戦規則も、葛藤緩和案もないということだ。彼は米国が過に去アジアで何回も戦争をしたし、このような歴史が繰り返されてはならないと警告した。
事実、アジア諸国は歴史上互いに戦争を多く行うことはなかった。デビッド・カン南カリフォルニア大学教授の研究によれば1648年以後、アジアでは主流国家間の戦争がそれほど多くなかった。その上、ヨーロッパでは宗教を取り囲んだ葛藤がかなりの戦争原因を提供したが、アジアではそのような葛藤がほとんどなかった。