<北核実験>オバマ大統領一般教書演説の前日に強行、金正恩の胸算用は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.13 10:48
北朝鮮の朝鮮中央テレビは核実験強行直後の12日昼、予告になかった放送を始めた。「朝鮮は決心すればやる」という歌を先に流した。白頭山と雪に覆われた原野を疾走するタンク部隊を背景画面にした。国際社会の圧力にもかかわらず、わが道を行くというメッセージを外部に送るものと解釈される。
今回の3度目の核実験は、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が実施日の選択にかなり悩んだことが感じられるというのが、政府当局者の話だ。金正恩が核ボタンを押した時点は、オバマ米大統領の一般教書演説(State of the Union)の前日だ。「核なき世界」を主張してきたオバマ大統領を狙ったという解釈もある。北京の中国指導部が10日から1週間、春節(旧正月)連休に入った時期という点も目を引く。対内的には2011年12月に死去した金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日(2月16日)を控え、“核”遺訓の実践を浮き彫りにする意図も感知される。