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【時視各角】靖国放火、韓国の法廷に立つ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.26 10:19
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「私の母にそんなに苦しい過去があったという事実を一歩遅れて知りました。代わりに復讐するために私の息子が…」

13日午後、ソウル高裁403号法廷、年配の中国人女性が証人席で涙声で話す間韓国語の通訳が続いた。緑色の囚衣姿の男は目頭を赤くして証人席を眺めていた。その瞬間、傍聴席で誰かが大声を張り上げた。「劉強に賞を与えて送り返して下さい」。

 
中国人の劉強(38)は昨年12月26日、東京の靖国神社入口の柱に火を付けて韓国に入国し、翌月8日に駐韓日本大使館に火炎瓶を投げて逮捕された。懲役10月を宣告され先月初めに刑期を終えたが、日本政府の犯罪人引渡し請求で再び収監された状態だ。その後ソウル高裁が裁判を進めてきた。

この日証言のためにソウルに来た劉強の母の鄭如妹さん(64)は、自身の母の楊英(1986年死去)が日帝強占期間に中国に連れて行かれた韓国人慰安婦のイ・ナムヨンだと話した。45年の抗日戦争の際に戦死した劉強の祖父に中国政府が授けた「革命烈士証明書」も証拠として提示された。続けて弁護人と検察側が最終意見を明らかにした。

弁護人:劉強が日本軍国主義と戦犯を美化する象徴の靖国神社に放火の痕跡を残したのは日本政府の反省を促すためだ。政治的目的のほかに別の理由はなかった。日本に引き渡す場合には劉強の言葉通り苛酷な刑量が宣告される可能性が大きい。

検察:一度例外を作れば法と原則は回復しにくい。過去の問題は放火のような暴力的方法で解決することはできない。外国人が韓国で放火をして出国した後に政治犯だと主張することもできる。犯罪人引き渡し条約は相手国(日本)の司法制度が正常に稼動するという信頼を基に結んだのではないのか。

劉強は最終陳述で、「同じ血が流れる裁判長が祖母と私の怒りを理解し正義を実現させてほしい」と訴えた。傍聴席をいっぱいに埋めた日本と中国の取材陣と大使館関係者らは静かに裁判内容をノートパソコンに打ち込んだり手帳に書いた。日本政府と中国政府は劉強の身柄を互いに自国に引き渡すよう韓国政府を圧迫してきた。次は双方の関係者に会って取材した内容だ。


【時視各角】靖国放火、韓国の法廷に立つ(2)

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