【社説】文在寅氏の自省に進歩の希望を見る=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.22 13:00
韓国の進歩が立っているインフラは薄い。南北分断状況と根深い安定・成長イデオロギーに高齢化までが重なり、保守プレミアムが強まっているのが韓国政治の現実だ。進歩陣営も大統領選挙で敗北する度に、その原因を内部より外部の環境に見いだす姿を繰り返してきた。
こうした点で文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党候補が一昨日、選挙対策委員会解団式で述べた自省のメッセージは新鮮だった。文氏は自分の落選について、「よくいわれる親盧(親盧武鉉)の限界であるかもしれず、民主党の限界であるのかもしれない。また私たちの陣営の論理に閉じこもり、中間層の支持をさらに引き込んで拡張していくのに不足する点があったのかもしれない」と述べた。続いて「こういう部分をきちんと省察して解決していけば、今回の選挙の敗北がむしろ新たな希望の出発になるかもしれない」と話した。有権者の48%の支持を得た候補が、選挙の結果について反省したことだけでも意味があると考える。特に、抽象的な頭の言語ではなく、具体的な胸の言語で敗因を挙げた点は高く評価できる。