２番目に北朝鮮のミサイル発射は核兵器の開発と連結されている。国際社会が北朝鮮のミサイル発射を懸念する理由は核兵器を開発しているためだ。宇宙技術としてみると、地球低軌道に２００キログラムの人工衛星を打ち上げられれば大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）能力を保有したと判断できる。

ミサイル発射実験を継続する理由は射程距離を伸ばすと同時に、核兵器の弾頭重量を減らす作業に限界があることからミサイルの推進力を高めようとするものだ。長距離ミサイルの実力と核弾頭の小型化が結合する日、韓国はこれまでとは異なる次元の軍事的脅威に直面することになる。そのため必ずミサイル発射実験と核兵器開発を防がなければならないのだ。

最も懸念されるのは時間が流れればますます核兵器の小型化の可能性が大きくなり、ミサイルの射程距離はますます長くなるということだ。韓国が北朝鮮の大量殺傷兵器であるミサイルと核兵器の脅威を防ぐ最も効果的な方法は、国際社会と力を合わせて北朝鮮を圧迫することだ。北朝鮮のミサイル発射が韓国の大統領選挙に影響を及ぼしてはならない。

キム・ギョンミン漢陽大教授（国際政治学）




【時論】北朝鮮のミサイルは羅老号とは違う（１）