<「羅老」打ち上げ>今度は韓国で開発2段目ロケットで問題発生
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.30 09:19
29日、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」の打ち上げ延期の原因になったのは、2段目ロケットの推力方向制御装置(TVC=Thurust Vector Control)だった。これは2段目ロケットの核心部品だ。チョ・グァンレ羅老号発射推進団長は「TVCに過度な電流が流れたのが打ち上げ延期の直接的な原因とみられる」と述べた。
先月の打ち上げ直前に問題が発生した1段目のロケットはロシアが製作したが、2段目は韓国で開発された。韓国航空大学の張泳根(チャン・ヨングン)教授は「TVCに過度な電流が流れたとすれば、周辺部品に影響を及ぼす可能性があり、その部分も点検しなければならないので、長い時間がかかる可能性がある」と診断した。