中国が旧関東軍731部隊跡地の世界遺産登録を推進
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.20 09:12
中国政府が旧関東軍731部隊の跡地をユネスコ世界遺産登録推進候補に確定した。日本と中国のメディアによると、中国国家文物局は17日、731部隊があった跡地と紫禁城を含む北京の都心一帯など45カ所を世界遺産登録に向けた候補対象に選定した。731部隊があった黒竜江省ハルビン市など地方政府が世界遺産登録を推進したことはあるが、中央政府が正式に登録候補に上げたのは今回が初めてだ。
これは特に尖閣諸島(中国名・釣魚島)領有権をめぐり争っている日本に対し中国政府が「歴史カード」を本格的に活用しはじめたという意味もある。中国はこれまで、「原爆が投下された広島の原爆ドームも世界遺産に登録されているだけに、731部隊駐留地も十分な資格要件を備えている」と主張してきた。