【社説】習近平時代、中国の挑戦と課題=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.09 10:24
今後10年間、13億人口を導いていく新指導部選出のための第18回中国共産党全国代表大会(党大会)が昨日開幕した。習近平副主席が胡錦濤の後に続いて党総書記と国家主席職を継承することがすでに内定している状態だ。バラク・オバマ大統領の勝利で幕を下ろした米国大統領選挙が終わるや否や世界が北京に注目している。
ここ10年間、中国は輝かしい発展を成し遂げた。年平均10.8%の経済成長を繰り返しながら日本を抜いて世界2位の経済大国にのぼった。1人当りの国内総生産(GDP)も1135ドルから5432ドルに増えた。世界最大の輸出国であり、世界最大の外国為替保有国だ。 だがグローバル経済危機以後、世界経済が長期沈滞の局面に入りながら低賃金に依存した輸出中心型成長モデルは限界をみせている。国有企業中心の国家資本主義は資源の歪曲と構造的腐敗の原因になっている。ますます広がる所得格差と都農格差は社会安定を深刻に脅かしている。所得水準が高まり政治的透明性に対する要求も高まっている。内需中心の新しい成長動力を確保して、腐敗と格差を解消しながら政治改革を推進することは、これ以上先送りすることはできない緊急課題として登場した。習近平体制が直面することになる対内的挑戦だ。