ミサイル射程延長、「周辺国の威嚇用ではない」…韓国、日中に事前説明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.08 10:29
ミサイル射程距離の延長は青瓦台(チョンワデ、大統領府)と国防部、外交通商部が4年近く展開してきた“合同作戦”の結果だ。韓国政府当局者は、「昨年11月から今初年初めまで韓米年次安保協議会議(SCM)のミサイル対応能力委員会(CMCC)高官級交渉3回と随時非公開接触を通じて合意に至ることになった」と話した。だが、米国は射程距離延長の必要性を認めながらも、中国とロシアなど周辺国の立場を考慮し終盤まで「550キロメートルカード」を守り難航したという。米国務省と国防総省は射程距離延長の必要性は認めながらも、韓国に550キロメートル以上は必要ないという立場を曲げなかった。これに対しオバマ大統領が、「韓国が望むとおりに聞き入れるべき」と指示し交渉が流れに乗った。政府当局者は、「李明博(イ・ミョンバク)大統領がオバマ大統領に(ミサイル射程距離延長に対して)2度も話をした。米国側からは後に『両国大統領間の親密さがなければ550キロメートルにとどまっただろう』との説明があった」と伝えた。
今回の発表を控え外交通商部は先週、中国と日本大使館関係者に事前説明をした。周辺国への威嚇要素ではないとのメッセージを明確にしたのだ。