【社説】存在の理由喪失した統合進歩党
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.26 12:53
全国民主労働組合総連盟(民主労総)傘下のサービス産業労組連盟が23日に中央委員会を開き、統合進歩党に入党した組合員の集団離党を決議した。サービス連盟は4月の国会議員総選挙を控え組合員の統合進歩党集団加入運動を行い2000人余りの新規党員を入党させている。この日の中央委員会での決議により下半期中にこれらを含め数千人の組合員が離党すると予測される。民主労総が李石基(イ・ソクキ)議員、金在妍(キム・ジェヨン)議員の除名に失敗した統合進歩党を批判し公式に支持撤回宣言をしたのは10日前だ。サービス連盟は民主労総の宣言に基づき傘下団体として組織的に後続措置を実践したことになる。民主労総の他の傘下団体である金属労組のロテム労組も労組員129人が統合進歩党を集団離党した。5月現在の統合進歩党党員は7万5000人と把握されているがこのうち3万5000人程度が民主労総組合員と推定される。
民主労総所属組合員の相次ぐ離党は、統合進歩党の物的・政治的基盤が下から瓦解していることを示す。合わせてうわべだけ残った統合進歩党の最後の存在理由が消えていることを示す。李石基の旧主流派が選択できるのは存在理由を喪失した党を1日も早く解散することだ。そうでなくても姜基甲(カン・キガプ)議員、柳時敏(ユ・シミン)元議員、シム・サンジョン議員が導く新主流派は統合進歩党が国民に捨てられ酸素呼吸器で延命しているとして党を解散し新たな進歩政党を作ろうと主張しているではないか。