【コラム】韓国の統合進歩党は日本共産党を見習うべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.14 17:23
「私の頭に角が出ていませんか」。
最初のあいさつを交わした後、彼が笑って尋ねた。 日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」の記者だった。 当然、共産党員であるはずだ。 ところで、角とは…。 しばらくして分かった。 なるほど。 韓国では共産主義者を頭に角が生えた怪物と考えているのではないかという冗談だった。 苦笑が出た。 1997年、東京特派員時代だった。 対話が終わる頃、彼がバッグから冊子を取り出して渡した。 日本共産党綱領・規約集だった。 伝道に熱心な宗教人を連想した。
その年の9月には日本共産党の第21回党大会を取材した。 歳月が流れ、金大中(キム・デジュン)政権を経て、03年に盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が始まった。 03年6月9日。 訪日中だった盧武鉉大統領は日本衆院議長主催の懇談会で、志位和夫共産党委員長に対し、「韓国で共産党が容認される時、初めて完全な民主主義になると考える。 おそらく韓国で共産党と交流する政治家がいるのなら、その最初の人は私だろう」と話した。 原論的な言葉であり、間違った話ではない。 盧武鉉は自分の話を守った。 06年9月5日、志位委員長が日本共産党党首では初めて韓国を訪問した。