【社説】「進歩党、なぜ愛国歌を歌わないのか」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.12 05:55
比例代表不正選挙波紋が広がった韓国の統合進歩党で、今度は「愛国歌(韓国の国歌)」をめぐる論争が膨らんでいる。非主流派の柳時敏(ユ・シミン)共同代表が先日の全国運営委員会で「多くの候補が(総選挙)現場で『あなたの党はなぜ愛国歌を歌わないのか』という質問を受けた」と述べたのだ。ほとんどの国民が当然のことだと考えている儀礼を拒否する主流派を、う回的に批判したものと解釈される。
愛国歌をめぐる論争は今回初めて提起されたわけではない。民主労働党と国民参与党、新進歩統合連帯が合併した昨年12月、民主労働党と参与党は国民儀礼をめぐって隔たりを見せた。民主労働党は00年の党設立後、国旗に対する敬礼と国歌斉唱の順に進行される国民儀礼をしたことがなかったからだ。以前のように愛国歌の代わりに「あなたのための行進曲」を歌う「民衆儀礼」をしてきたのだ。結局、双方の折衝の末、国旗に対する敬礼はすることになったが、愛国歌は省略された。