逆説のパフォーマンスで福島に向き合う日本の芸術家(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.13 09:32
2011年8月15日、福島市内のある公園に1万3000人余りが集まった。6000平方メートル規模の公園がすべて布で覆われた。日本全国から送られてきた風呂敷をつなぎ合わせたのだ。土から出る放射性物質のセシウムの濃度を低くしようという願いが込められた。参加者は風呂敷の上で楽器やフライパン、鍋など各自が持ってきた物を叩いた。指揮者は日本の前衛音楽の先駆者、大友良英氏だ。
同年3月の福島原子力発電所事故に衝撃を受けた彼は、福島の孤立を防ごうとこのフェスティバルを企画した。音楽祭は基本。科学者は放射能について講演し、フードコートでは各地域の食べ物の放射能数値を測定した。インターネットでリアルタイム映像を見た人は25万人。東日本大震災1周年を迎えて訪韓した大友氏に先週会った。