中国人観光客はブランド族…ソウル明洞は春節特需享受できず(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.30 09:05
中国の春節連休末の27日午後。ソウル・明洞(ミョンドン)の通り。飲食店と衣類、化粧品店ごとに中国語の案内板を掲げ中国観光客らに向かって「歓迎光臨(いらっしゃいませ)」を叫んだ。だが、百貨店のショッピングバッグをいくつも手に抱えた中国人観光客は店内を見回しそのまま出て行くことが多かった。ロードショップ化粧品のエチュードハウスの店員は、「マスコミでは春節特需というが、実際は肌で感じられない」と話した。
これに比べ免税店と百貨店は春節特需を満喫した。22~26日の新羅免税店の中国人売り上げは昨年の旧正月連休期間に比べソウル店で272%、済州(チェジュ)店で235%の増加を記録し、ロッテ免税店も旧正月連休の3日間に昨年より96%の売り上げの伸びを記録した。内需が冷え込み苦悩していた百貨店も久々に笑った。中国人が使うクレジットカードの銀聯カードの売り上げがロッテ百貨店は昨年の旧正月より110%、現代百貨店は121%の増加を示した。新世界百貨店本店も20~25日の外国人売り上げの90%を中国人が上げた。