韓国のワイン価格、海外より2.3倍高い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.17 11:01
韓国のワイン価格が海外よりはるかに高いという風説は事実だった。韓国の推奨消費者価格が平均的に外国の2.3倍であることがわかった。中央日報が昨年国内で多く売れたワイン66種の消費者価格を世界平均小売り価格と比較した結果だ。世界平均価格はグローバルワイン情報サイトのワインサーチャードットコムの資料を活用した。
外国に比べ最も価格が高いのはフランス産「ムートンカデホワイト2010」だった。韓国での推奨消費者価格は4万ウォンだが海外平均価格は9ドル(1万300ウォン)だった。韓国での価格が世界平均の約4倍になるわけだ。これに対しチリ産赤ワインの「サンタヘレナカベルネソーヴィニヨン」は韓国で1万4000ウォン、海外で12ドル(1万3800ウォン)と価格はほとんど同じだった。このワインを輸入しているレバンドメイルのソン・ベクファン代表は、「ワイン生産所と交渉し安く供給を受けた上にチリ産ワインを輸入する後発走者として市場に参入するためにマージンを大幅に低くしたため」と説明した。
韓国のワイン価格は高いが輸入業者が大きな利益を出すことはできなかった。業界1位のクムヨンインターナショナルの場合、2010年に売り上げ512億ウォン、営業利益23億ウォンを記録した。営業利益率は4.5%で流通業界平均の6~7%を下回る。輸入業者が利益を大幅に確保しているのではないということだ。