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【噴水台】韓国の国情院はなぜイスラエルのモサドのようにできないのか…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.13 17:17
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イスラエル情報機関のモサド(mossad、情報および特殊作戦局)の元局長に昨年初め、テルアビブでインタビューしたことがある。 地中海に面した小さなコーヒーショップ。 期待した印象でなく、やや‘失望(?)’した。 美しく老いた大学教授のようだった。 彼は温和な表情と柔らかい口調で誠実に質問に答えた。 しかしイラン核問題に話題が変わると、突然、態度が変わった。 「イランの核兵器保有を防ぐのに必要な‘いかなるオプション’もイスラエルはあきらめない」と、彼は一言ずつ区切ってきっぱり語った。 背筋がぞっとする感じだった。

イランの若い核科学者が先日、テヘランの爆弾テロで死亡した。 ナタンツのウラン濃縮施設で気体分離責任者として勤務してきた30歳代の科学者という。 出勤の途中、車に付着された磁石爆弾が爆発し、命を失った。 この2年間にテロで死亡したイランの4人目の核科学者だ。 2010年に2人の核科学者が車両爆弾テロで即死し、昨年7月にも核科学者1人がオートバイに乗った暴漢の銃撃で死亡した。 その度にイラン政府はイスラエルを背後に指定した。 モサドの仕業ということだ。 今回もイスラエルは肯定も否定もしない「NCND」の立場を維持している。

 
モサドはイスラエル建国翌年の1949年に首相直属機関として創設された。 9カ国・10億人のアラブ人に包囲された新生国イスラエルの生存のためには、有能な情報機関が必須という判断だった。 モサドの紋章には「知略がない民は亡びるが、知略がある民は平安を享受する」という聖書の言葉(箴言11章14節)が書かれている。 モサドはすべての知略を動員し、イスラエルの安全を守ってきたと自負する。 約1200人の精鋭要員はイスラエルの安保のためなら、侵入・襲撃・拉致・暗殺など「いかなるオプション」も辞さないことで有名だ。

英BBCの作家兼プロデューサーのゴードン・トーマスがモサド関係者200余人にインタビューして書いた『憂国のスパイ』によると、報復と予防がモサド「秘密工作(covert operation)」の2つの軸だ。 「目には目を」を信条に地球の果てまで追いかけて徹底的に報復し、「敵の脳をのみ込む」という姿勢で潜在的な脅威要因を事前に除去するということだ。 モサドの目には、イランの核科学者は敵の脳に該当する。

トーマス・ホッブズ式に言えば、弱肉強食の無政府状態が国際社会の本質だ。 現実主義国際政治学の基本前提でもある。 いくらそうだとしても自分が生きるためなら人を殺してもよいのだろうか。 誤った選民意識ではないのか。 大韓民国の国家情報院(国情院)はなぜモサドのようにできないかと叱責する人もいるが、‘無能な国情院’が幸いか不幸かは正直、私にはよく分からない。

裵明福(ペ・ミョンボク)論説委員・巡回特派員

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