李明博政権の対北朝鮮秘密ラインの「ミスターK」統一部次官に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.25 12:00
李明博(イ・ミョンバク)大統領は24日、統一部次官に金千植(キム・チョンシク)統一政策室長を内定した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)春秋館のキム・ヒョンジュン館長は会見を通じ、「金氏は統一政策と関連した経験と専門性が豊富で、全般的な業務能力が優秀だという評価を受けている」と内定の背景を明らかにした。
金氏は統一部内外で「ミスターK」と呼ばれてきた。南北関係が悪化の一途をたどった2009年11月に開城(ケソン)で北朝鮮の元東淵(ウォン・ドンヨン)統一戦線副部長と2度にわたり接触したとして知られるなど対北朝鮮秘密ラインを引き受けた。本人はその時ごとに否認したが6月に北朝鮮が北京での南北秘密接触の全貌を暴露したことで「ミスターK」の実体が明らかになった。