<サッカー>朴主永の決断を望む韓国代表監督
ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2012.01.06 11:53
韓国サッカー代表チームのチェ・ガンヒ監督(53)が、朴主永(パク・ジュヨン、27、アーセナル)は試合に出場できるチームを探してほしいという望みを表した。アーセナルでずっとベンチに座っている状況は、来月29日のワールドカップ(W杯)3次予選最終戦(クウェート戦)にもよくない。
チェ・ガンヒ監督は5日のインタビューで、「海外に出て行った選手の能力は疑いの余地がない。しかし自分に合ったチームを選択し、信頼を抱いてもらえる指導者に会い、競技力につなげなければいけない」と述べた。続いて「良い能力を持っているのに、チームと合わず、競争で劣ることになれば、韓国サッカー全体の損失となる。しかし大きな枠で見れば、海外組を無条件に排除して国内組で臨むということではない」と話した。海外組全体に対して話したことだが、現状況を考えると朴主永に向けた言葉だった。チームを移る決断も必要というニュアンスだった。
朴主永は昨年、アーセナルに移籍した後、まだプレミアリーグ試合には一度も出場していない。カーリングカップと欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグで計4試合に出場し、1得点した。リーグではゲルヴィーニョ(25)、シャマフ(28)、アルシャビン(31)の影に隠れ、交代出場もできない状況だ。最近は交代メンバーからも抜けるなど、事実上、戦力外選手に分類されている。さらにアーセナルは冬の移籍市場でティエリ・アンリ(35)を短期レンタルした。もう朴主永の立つ瀬はない。