“北朝鮮先占”狙う中国、金正日の脳卒中後に緻密な対応
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.21 11:26
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記死去という突発事態に、中国指導部が準備していたかのように対応カードを速やかに取り出している。北朝鮮先占を狙うように、緻密に事前準備をしていた姿だ。
北京にいるキム・フンギュ誠信女子大教授(元外交安保研究院中国担当)は20日、「中国の胡錦濤国家主席がチーム長の中央外事工作領導小組レベルで、事前に準備したコンティンジョンシープラン(危機対応計画)に基づいて着々と動く姿が十分に感知される」と述べた。
また、金正日の死去が発表された日、中国が金正恩(キム・ジョンウン)体制に支持宣言をしたことについて、「金総書記死去という非常状況で北朝鮮を刺激してはならない」という計算されたメッセージを米国・韓国・日本に送った、と解釈した。実際、死去が伝えられた約4時間後に、中国外務省が哀悼論評を発表した。